DTM音楽クリエーター / スリープフリークス金谷 樹さん 、raytrekと「DTM特化モデル」をつくる

DTM音楽クリエーター | スリープフリークス / 金谷 樹さん

  • 音楽

PROFILE

DTM音楽クリエーター

スリープフリークス / 金谷 樹さん

11歳から始めたギターをきっかけに18歳で北海道から上京する。
バンド活動の中で音源が必要になりDTM(パソコン音楽制作)を開始し、23歳に音楽事務所に所属、同時期にサウンドクリエイターとして制作を請け負う。26歳の時、これまで学んだ音楽制作知識を活かし、音楽制作を行う方のパソコントラブル解決・DTMレッスンを個人で行う。その後、出資を受けたことをきっかけに株式会社スリープフリークスを設立。DTMオンラインレッスンの運営を行い、現在まで1500名を超える指導実績を誇る。「優秀な音楽クリエイター/人材育成に貢献し日本の音楽業界を活性化させる」という企業理念の基に開始した「Sleepfreaks YouTubeチャンネル」では音楽制作ソフトの解説や作曲テクニックなど様々なコンテンツを無料公開し、約10万人のチャンネル登録・支持を集めている。


DTMメディアサイト
https://sleepfreaks-dtm.com

YouTubeチャンネル
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Twitter
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DTM音楽クリエーター スリープフリークス / 金谷 樹さん raytrekと「DTM特化モデル」をつくる

ーー自己紹介をお願いします。

音楽クリエーター、スリープフリークス代表の金谷樹です。

ーー音楽との出会いを教えてください。

小学生の時にギターを始めたことが音楽活動をスタートするきっかけになりました。
たまたま家にギターがあったため、ちょっと弾いてみようみたいな軽い感じだったと記憶しています。
その後にギター・音楽の魅力にハマって練習を重ねていきました。
人生の中で一番努力したのがその時期だと思います(笑)
同時に音楽に関わる仕事をしたいという気持ちが固まっていき、ブレることなくこのまま来たという流れです。

ーー実際作曲をするというプロセスはどのような形でスタートしたのでしょうか?

高校を卒業して上京し、バンド活動をしていましたが、「やっぱり作曲しないとダメだなぁ」というか、何もならないなと強く感じたため作曲を行うことにしました。
ご存知の方多いかもしれませんがYAMAHA QY70というシーケンサーを購入しました。これを使用して初めてドラムを打ち込みました。
QY70とMTRを同期させてギター入れると、とりあえず曲になるなと。(笑)
DTMを経験されている方ですと既に体験されていると思いますが、楽器が組み合わさる相乗効果というのは、とても楽しいので、ここからDTMへの興味が強くなっていったという形です。

ーーDTMは1人で音楽を完結させることができるという利点がありますが、それと同時に「楽器が弾けた方が有利」「ミキシングの知識も必要」「コンピューターに精通してないといけない」な様々なハードルがあるように感じますが、それをどのようにクリアしてきたのでしょうか?

最初に壁に当たったのは機材面です。
僕がDTMを始めた20年前は、とにかく機材トラブルが多く、なかなか作曲に集中できないという点が最も苦労しました。音楽以外の部分ということになりますね。
この点がクリアできれば、頭に描いてるサウンドをスピーディーに形にすることができ、時間も気にせず自由に作曲できました。

ーー苦労した時代の経験は今の糧になっていますか?

現在、講師業を行っており、生徒さんのモチベーションを高める必要がある機会も多いのですが、この時に昔の苦労話をジョークっぽく「昔はこんなんだったのだから大丈夫だよ」と伝えて安心していただいたり、多くの機材セッティング・トラブルには強くなりましたので、すぐに対応が可能になりました。

ーー当時の環境と今の環境と比べて変わったことはありますか?

パソコンのスペックが飛躍的に上がっているため、機材トラブルが減ったことが挙げられます。
また当時もインターネットはありましたが、現在ほど身近ではありませんでした。
曲を作ってそれで終わりということ多かったのですが、今は制作した楽曲をインターネット上で皆に聴いてもらうという状況が出来上がっています。
これが理由となって作曲するモチベーションが上がったり、ネット上から有名になったり、スカウトされたプロになった方も大勢います。
このように作品を気軽に発表できる場があり、チャンスが広がっているという点が最も大きいと感じています。

ーー今回、金谷さんがDTMモデルを監修するにあたった経緯と、今の心境を教えてください。

数年前から、弊社で監修を行い「お薦めの PC 」をリリースできたら面白いんじゃないか?役に立つのではか?という話は挙がっていました。
秋葉原へ行ってお店に企画を提案するということもおこなったのですが、実現には至りませんでした。

このような中、昨年、知り合いを通して(株)サードウェーブをご紹介いただくというきっかけがあり、代表とお話させていただきました。
(株)サードウェーブはゲーミングPCを専門に扱っていましたが、DTM、音楽制作に特化したパソコンに関しては未開拓ということでした。
弊社が現在まで培ってきたノウハウを提供することで、充実した製品開発や、サポートができるのではないか?という話になり今に至るという流れです。

*「raytrek」は株式会社サードウェーブのPCブランドのひとつです。

ーーどうですか?ご自身が手掛けたモデル。

いいですね、なかなか可愛い奴ですね。今回、4モデル用意しています。
内3モデルはインテルCPUですが、最上位モデルのCPUはRyzenです。
これは「ぜひ作らせてくれ」と僕から志願しました。

実際にテストも全て完了しまして、申し分ない製品に仕上がっています。
DTM・音楽制作のパソコンはかなりのハイスペックが求められますが、これを十分にクリアした性能です。
先ほどお伝えしましたが、自分から作品発信していく際、音楽に映像を付けるという場面も多くなってきていますし、更に増えていくと思います。
ハイエンドモデルでは、これら動画編集という点も考慮したスペックです。

ーーこのモデルのこだわりポイントは?

まず「ストレージ」ですね。
音楽ソフトというのは音源(サウンドライブラリ)をストレージに貯めておく必要があり、
これら音源の呼び出し速度は制作の快適性に大きく関わってきます。
全モデルで高速なSSDストレージを採用し、追加でDドライブにもSSDストレージを追加することができます。

2点目は「価格」です。
下位モデルとなる「CM7」はこれからDTMを始める方にも安心して導入いただけるような価格設定を心がけました。
サンダーボルト3/USB 3.0端子を外し、シンプルな構成にしています。
ただし、快適性・安定性を落とさないという工夫を行い、テストもクリアしています。

3点目、「メモリ」に関して
DTMは多くのファイルを同時に扱うことが多いため、メモリの容量も大切なポイントになります。
各モデルに差は設けていますが、僕の経験から困ることはないなというところを判断し、実装とテストを行いました。

ーーグラフィックボードについてはどうでしょう?

グラフィックボードに関しては、少し知識が浅いということもraytrekの意見を基に実装を行いました。検証を行った結果、全モデルでDTM制作には十分すぎるほどのパフォーマンスを得ることができました。

ーー各モデルにお名前がついているとのことですが教えていただけますか?

下位モデルの方から「CM7(シーメジャーセブンス)」次が「Csus4(シーサスフォー)」、そして一番最上位のモデルが「Cadd9(シーアドナインス)」となっていまして、最後のRyzenは「Cadd9+(シーアドナインスプラス)」としました。

ーー♯ではなく+ですか?

はい。「+」です。
モデル名の頭にCという音名をつけています。
例えばRyzenですと「Cadd9+」ということになります。今後バージョンアップを行う際にはC#add9、Dadd9 のように音名が半音ずつ上がっていくことを想定しています。

ーーそれは音楽用語ですか?

そうです。コード名です。
例えば、ドとミとソを一緒に鳴らすとCというコードができます。
この状態にB、シを混ぜるとメジャーセブンスという響きになります。
せっかく音楽に特化したパソコンを作るのでしたらコード名と連携させていくと面白いのではないか?という発想を提案しました。

ーーそのコードはご自分の好きなコードですか?

そうですね。すべて好きなコードで、さすがに嫌いなコード名はつけたくないので(笑)
どれもちょっと切なさもあり明るさもあるといった絶妙なコードです。

ーー金谷さんが今回監修されたモデルでは、音楽制作におけるトラブルが解消しているとも言えるのでしょうか?

今回、検証を徹底的に行っていまして、発売に至るまでに何度も細かな不具合を報告・解消してもらっています。
その検証結果の結晶と言いますか、全てクリアされた状態がここにあると思っていただけますと幸いです。

ーー検証はどのようなことを行ったんでしょうか?

弊社でアンケートをとり、人気・使用率が高い製品の組み合わせを徹底的に検証しました。
DAWソフト、ハード製品、エフェクト、音源プラグインなどです。
これらの組み合わせは非常に膨大で、「検証します」と言ったのは良いんですが、実際に行ってみると想像以上に大変だなと(笑)
ただ僕もやりたかったということと、社員の協力もあり全工程を完了することができました。

ーーそれで満足できるものができたということですね。

そうですね。
僕はパソコンに求める基準が高いのですが、それをしっかり満たしているものに仕上がっています。
安心を買っていただく、スペックも使っていただいて恥ずかしくないものになっています。
事前検証をここまでやっているパソコンっておそらくないと思います。

ーーどのような方に勧めますか?

上級者の方ですと、さらに速く快適にDTMを行いたいという要望が多いですし、初心者の場合は、やはりトラブル対策です。
機材トラブルでDTMを辞めてしまったという方も少なくないので、このようなトラブルを可能な限り回避させるということが僕の役目と思っています。

それぞれ異なる要望に対応できる構成となっており、
初心者の方には、手を出しやすい価格で機材トラブルに遭遇しないためのモデル。

そして、中上級者の方向けに速度を優先したモデル、
おそらく現在出回ってるパソコンの中でもかなりハイスペックではないでしょうか。

ーーおまけのお守りは何か理由があるのですか?

昔から神社が好きで、毎週お参りに行っています。
百度参りどころじゃなく千度参りくらいしています。(笑)

今はパソコンを含め、多くの製品がデジタルとなっています。
その中に少しアナログ要素が入ると面白いかな思ったということが一点。
お守りっていうのは厄除けという意味もありますが、機材トラブルによってせっかくのインスピレーションが失われてしまったり、作品を作ることができないというのが一番悲しいと思うんです。
これらトラブル避けといった意味を込めてお守りをつけました。
僕の趣味も入っていますが(笑)、ぜひパソコン近くに置いていただいたり、財布などに入れて持ち歩いていただければと思います。

ーー今回のraytrekコラボモデルに期待することはなんですか?

製品は皆様に「速い」「安定している」とお喜びいただけると思っています。
快適に音楽制作が行えることによって、音楽制作のハードルが下がり、生み出された作品がもっと世に出てくることや、ご自身の得意分野(例えばメロディ作り/ミキシングなど)を発信して、それぞれのスペシャリストとコラボレーションができるなど。
自分をしっかり発信していける、このような活動がより活発になっていくことを期待しています。

ーー今後、やっていきたいことはありますか?

せっかくraytrekさんとのご縁をいただきましたので、作品を皆様から募集して、コンテストを開催するなど。
作品発表の場を用意してDTM業界を盛り上げていきたいと考えています。

また、DTMは一人で淡々と制作することが多く、どうしても作業に近くなってしまう場面も多々あります。
「楽曲を作ったはいいけど結局どうなんだろう?」と思ってしまったり、「誰も聞いてくれる人がいない」など。
このような孤独感という部分をコンテストや、オンラインのコミュニティーなどで埋めることができればと思います。

ーーそれで言うと、eスポーツはPCを通してつながっていますね。

そうですね、それも夢が1つあって。
eスポーツは一つのフィールドがあって、そこにみんな参加してゲームを共有する図式だと思うんですね。
DTMに関してもネット上に一つ曲があって、「自分はドラム担当」「自分はギター入れとくね」みたいな感じで、それぞれが協力して一曲作ることができるとういうことができればとても面白いと思います。
このようなコラボレーション、繋がりをDTMでも作りたいですね。

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raytrek スリープフリークス監修 DTMモデル Cadd9+(シーアドナインスプラス)

― CPU: AMD Ryzen 9 5950X
― メモリ:64GB
― ストレージ:2TB NVMe SSD
― グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX3060Ti
ーThunderbolt3ポート搭載