速さに感動！
五月病マリオさんの創作活動を支えるraytrekの魅力とは？

五月病マリオさんによる「raytrek（レイトレック）で描いてみた」動画を公開中！
インタビューと併せてぜひご覧ください

自己紹介をお願いします

「五月病マリオ」の名前で活動し始めたのは、2008年に2ちゃんねるやニコニコ動画に投稿し始めたのが最初ですね。 あれやこれやとやっていくうちに、いつの間にか仕事につながり、いろんな方のグッズイラストを描いたり、動画を作ったりしています。一番大きかったのは、GLAYさんのグッズのイラストを描かせていただいたことですね。raytrekさんとは去年の夏にイメージ動画を作らせてもらいました。

イラストを描くようになったきっかけはありますか？

絵を描き始めたのは物心ついた頃からで、最初の絵はもうなんだったか覚えていないぐらいです。当時は紙とペンさえ与えられれば大人しくしている子供だったようで、無限に絵を描き続けていました。いま、絵を描いているのもその頃の延長みたいなものかもしれません。

普段の作業環境や作業工程を教えてください。

作業環境でいうと、パソコン、板タブ、モニター2枚を使っています。パソコンはraytrek XV、ペンタブレットはワコムのWacom Intuos Pro Medium、あとは左手デバイスも色々使ったりしています。 イラスト制作の工程は、決まったものはありません。むしろ、途中までは過去と同じやり方をしても、次は塗りを変えたり、何かしら新しいことをやってみよう、という感じで描いています。

道具へのこだわりや周辺機器を選ぶ際に重要視していることはありますか？

実は元々あんまりこだわりがない方で、道具にこだわりはありません。今使っているraytrek XVに変える前も、古い世代の部品を組み合わせて使っていました。パーツが壊れるたびに壊れたパーツだけ買い換えて、ハードディスクやSSDをつぎはぎしていたところで限界がきたのが去年の春でした。マザーボードがだめになってしまったんです。raytrekに変えてから、これまでとの環境の違いに感動しました。

道具はパソコン以外も大事だなと思っています。
デジタルイラストを描き始めたのは中学生の頃だったのですが、お絵描き掲示板みたいなところに投稿していたのが最初です。当時はペンタブレットの存在もよく分かってない状態で、マウスでカチカチ描いていました。アップロードも物凄い時間かかるような環境でやっていたんです。そこから高校生か大学生の時に、初めてペンタブレットを触って感動しました。

マウスをずっと使い続けていたのは、自分の中ではマウスで不便はなかったからなんですよ。描けていたから。実はそれは効率が悪いということに、自分でも気付いていなかったんです。 今の若い人達はスマホに指で絵を描くじゃないですか。それが僕で言うところのマウスに近いのではないかと思っています。彼らは指で絵を描くのが当たり前になっていて、指で凄く上手な絵を描くんですよ。ただ、きっと彼らにはペンタブレットがないだけで、ペンタブレットを触ったらおそらく感動するだろうし、作業効率はもうとんでもなく上がると思うんです。

raytrekを使い始めてから今までの制作と変わったことはありましたか？

元々使っていたパソコンとの差がすごすぎて、raytrekを使い始めたときは何をするにも感動していました。特に感動したのは3Dのモデルを作って、それを出力した時のスピードが尋常じゃないくらいに速かったことですね。昔使っていたパソコンだと、出力するのに半日かかったり、動画をレンダリングするのに1週間かかったりしたこともあったのですが、raytrekに変えたら10分そこらで出てきて、とても驚きました。

そんなraytrekのスペックをフルに使うような案件をいただいたんです。縦横3m超え、pixel数だと縦横50,000 pixel四方のものすごく大きいイラストを描くお仕事でした。 おそらく普通のパソコンでは作業もままならないくらい重いデータだったのですが、raytrekでは快適に作業ができました。 しかも、出来上がったデータを依頼元の企業さんに送ったら、そもそも処理が重すぎて開けなかったらしいんですよ。それで、知り合いの絵描きさんに「ちょっと50,000×50,000pixelで描いてみてよ」って言ってみたら、そもそも線を引くこともできないぐらい重かったらしくて。搭載しているスペックの違いもあるのでしょうが、さすがraytrekだなと思いましたね。自分で描いていただけだとraytrekのすごさに気付かなかったのですが、他の人にデータを送ったりしてみて、その差に気付きました。すごかったです。

raytrekがお仕事のお役に立てているようで大変嬉しいです！

動画配信もなさっていますが、更新の頻度が上がっているのももしやraytrekに変えた影響でしょうか…？

そうですね。動画編集ソフトを使用しているときに、まだ出力していない段階で編集画面のプレビュー再生を行うことがありますが、これは実はかなりメモリを使用します。昔のパソコンではプレビュー再生が処理落ちしてしまうことがあって、それがなかなかネックで編集が進まなかったりしました。特にAdobe After Effectsを使うと、プレビュー再生が低速になることもあったのですが、raytrekに変えてから、そういったものが全くなくなってスムーズに作業できるようになりました。

それとイラストとかクリエイティブな話ではないのですが、raytrekはゲームをするのにもいいなと思いました。 以前ゲーム対決をするイベントに呼んでいただいたことがあったのですが、昔のパソコンの時は当日プレイするゲームタイトルを予習しようと色々と入れたら、オーバーヒートして壊れてしまったんです。でもraytrekに変えてからは快適に動くようになって予習もばっちりできて、なんと2つのタイトルで優勝できました！

おめでとうございます！raytrekはクリエイターの方向けのPCですが、希望のゲームタイトルが推奨するスペックをカバーするモデルであれば、もちろんゲームをプレイすることもできます。イラストを描く方の中にはゲームを楽しむ方も多いと思うので、そんな方にもぜひraytrekを体験していただきたいです。

普段使用しているraytrek XV（旧シリーズ）と比べて、raytrek4Cシリーズはいかがですか？

raytrek 4Cシリーズは、見た目がかっこいいですよね。 ファンのところのフィルターはホコリがたまったらすぐ掃除できるものだと思いますが、このデザインが格好良かったので、実は今回描いたイラストにこの辺のデザインを取り入れています。

あと、上側にスイッチが付いているのがいいですね。大きいデスクトップは机の下に置く人が多いと思うので、その時にスイッチが入れやすい位置にあるのかなと思います。うちも机の下に置いているので、このスイッチも、USBも使いやすいんですよね。

上部スイッチの角度や形状はこだわった部分なので、大変嬉しい感想です！

今回「raytrekで描いてみた」で描いていただいたイラストについて教えて下さい。

まず、手を動かす前にいろいろ見るようにしました。raytrek 4Cをキャラクター化しようかなと思って、資料を調べたり、他のイラストレーターさんの絵を見てみたり、何かしらピンとくるまでいろいろ見て回って、思いついたところから描き始めています。
今回はraytrek 4Cを使って描くイラストだったので、もらっている依頼内容やリクエストを読み込んで、頭の中でどんなものを作ろうかなっていうのを考えるところから始めました。

今回のイラストにおけるこだわりは、フィルターの形ですね。フィルターの六角形をモチーフにして、シルバーとブラックのコントラストを意識して描いています。もう完全に、4Cの見た目から描いた感じです。 他には、後ろから逆光になるようなライティングをしたいと考え、色塗りをしています。そのあたりの塗りにも、注目してみていただきたいなと思います。

プロを目指す方へアドバイスをお願いします。

プロとして心がけていることは、毎回新しいことにチャレンジすることと、「一つ前の自分の作品よりも良いものにしよう」と思いながら描くことです。そういう志があれば、仕事がそのまま練習にもなって、新しいものを取り入れてみれば上達にもつながります。ピンとこなかったら、その手法はやめて別の方法を試してみればいいんです。とにかくトライアンドエラー。あとはもう、楽しく描ければそれが何よりだと思います。

これからやってみたいことや夢はありますか？

時間も余裕もないのですが、ゲームを作ってみたいなと思っています。 最近ゲームエンジンをインストールしたので、自分で作った3DモデルをUnreal Engineなどに組み込んで、プログラムを組んで動かせるようにしたいです。自分で音楽も作るので、全部自分で完結させた作品を作ってみたいなと思っています。

最後にファンの方へメッセージをお願いします！

いつも応援してくださってありがとうございます。皆様のおかげで私生きております。ファンの方の中にも、もしかしたらさっき言ったようにスマホに指で描いていらっしゃる学生の方がいるかもしれません。
いずれパソコンとペンタブレットを使って絵を描いてみたいななんて思ったら、是非このインタビューを思い出して、raytrekという単語を思い出して、検索してみてください。