受賞の連絡がきたときの気持を教えてください。
実は昨年開催されていた「壁紙にしたい写真コンテスト」でも受賞させていただいたのですが、応募数も多く、上級者が集うraytrekさんのフォトコンテストに、２年連続で受賞というのは非常に嬉しかったです。ただ、受賞候補作品を確認したらまさかのポートレートだったので、「えぇ！風景と違うんや！（笑）」という驚きがありました。笑
受賞作品を撮ったときのエピソードがあれば教えてください。
この日は非常に良い天気で、明るい環境だったのですが、モデルさんとはお互いに「彼岸花はダークでかっこいい感じに撮りたいよね」というイメージを持っていました。このため、背景の明るい部分を入れず、寄りで撮りました。
受賞作品のレタッチのポイントを教えてください。
レタッチが不要なぐらい綺麗なモデルさんですが、より際立てるためにブラシツールを駆使して肌や髪そして目を最大限まで綺麗に仕上げました。また、シャドウ部の階調にはこだわり、トーンカーブを使ってコントラストとフェードを調整し、アーティスティックな一枚に仕上げました。
写真を始めた時期/きっかけは何ですか？
2018年の4月から始めました。
当時、これという趣味がなかったのですが、会社の先輩から「写真教室とか興味ある？」と何気なく誘ってもらい、何となく写真教室に入会したのが始めたきっかけでした。
使用されているカメラやレンズを教えてください。
カメラはSONYのα7Ⅳとα7Rⅲを使用しています。基本的にはα7Ⅳを使用しており、花火など一度に複数の構図を撮りたい時にα7Rⅲも使います。
レンズはSONY FE 12-24mm F2.8 GM（SEL1224GM）とTAMRON 35-150mmを主に使用します。SEL1224GMは、最大12mmという広さと圧倒的な逆光耐性の強さから、これまでの広角では諦めていた構図を悠々に撮れてしまうので、もう手放せない1本です。35-150mmは大三元の標準と望遠を1本でほぼカバーしてくれるので、風景でもポートレートでも重宝しています。
レタッチを始めた時期/きっかけは何ですか？
2018年10月あたりなので、写真を始めてから半年ぐらい経ってからでした。
それまではjpeg撮って出ししか知らなかったのですが、まわりの友人たちから「RAWで撮ってレタッチしたほうがええで」と言われ、とりあえず始めてみたのがきっかけでした。
もうそれ以降からはレタッチ前提の撮り方になり、jpegで撮ることはなくなりました。
レタッチはどんなソフトやPCを使っていますか？
ソフトはAdobe Photoshop Lightroom Classicがほとんどで、不要なものをきれいに消したい時や、陰影を細かく強調したい時などにAdobe Photoshopを使用します。また、高感度で撮影した場合は、事前にDxO PureRAW 2を通してノイズ軽減を施しています。
14インチのノートPCを使用しており、キャリブレーションされているLGの4Kモニターに接続して使用しています。
レタッチの楽しさと難しさを教えてください。
基本的に、完成形をイメージしてシャッターを切っているのですが、レタッチで、その時思い描いていたイメージ通りの一枚に仕上がると、とても達成感があります。
難しさでいうと、操作するパラメータが多いところです。自分の中でゴールの絵は決まっていても、そこに行きつくまでの手法が多すぎて、どの手順が最適なのかが分からず、今でも迷走することは多いです。
今後してみたい活動などあれば教えてください。
写真のスキルを活かして、観光業のPR写真の撮影や、写真に関する製品のレビューやモニターに興味があります。本業の傍ら、趣味の延長線上のような形で活動していくのが自分の中で理想と考えています。
※Adobe、PhotoshopならびにLightroomはAdobe Systems Incorporated（アドビシステムズ社）の米国ならびにその他の国における登録商標または商標です。
