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raytrek スリープフリークス監修
DTM向けモデルの魅力とは

DJ/Producer | Masayoshi Iimoriさん

  • #DTM

「10min DTM」を終えて、いかがでしたか?

やっぱり10分なので、サクサク作っていたつもりでもギリギリになっちゃったんですけど、最低限のラインまではできたかなという感じです。ゼロから作るのは大変なことですけど、ソフトウェアが優れている時代ですし、10分でも「こうしたらかっこよくなる」ということを示せたならいいなと。

今回はAbleton Liveの内蔵音源だけで作りました。事前に素材を眺めていたら、ひとつすごく良いドラムキットがあって、それを中心に作りました。キックもスネアも音圧が高いので、ベースも全力で歪ませた方がいいだろうというので、結果、ドラムンベースのようなサウンドになりました。いつもだったら複数種類のベースの音を作って、それらをバウンスして波形編集していくんです。これ以上触れるならもっと複雑に作っていきたかったですね。

使用した機材について教えてください。

Launchpadを使いました。楽器ができない人でも使えるというのが好きなんですよね。コードがすぐ弾けるしスケールも表示してくれるし、Launchpadを買ってから「これがやりたかったんだ!」という感じがして。ずっと使っていますね。MIDIキーボードよりたぶん使っています。
今日は簡単なところしか使っていないですけど、カスタマイズ性が高いのも好きなポイントです。

今回はraytrekのパソコンをご使用いただきましたが、普段はどのようなパソコンで制作されてますか?

DTMを本気でやるにつれ、性能のいいものが欲しくなっていくというのは普通だと思うんですけど、ある程度までいくと「これ以上は価格的に大変だな」というラインがあって、その時から自作PCを考えるようになって。詳しい友人がいたんですよね。組むのは苦労しましたが、かなり余裕のある構成の自作PCを使っています。ソフトウェア側の負荷もどんどん上がってきているから、メモリは32GBあった方がいいし、ストレージはあればあれだけいいです。

もともとパワフルなマシンをお使いとのことですが、今回raytrekのスリープフリークス監修 DTMモデルを使ってみていかがでしたか?

なんの問題もなくサクサク使えましたね。僕はたまたま近くに自作PCに詳しい人がいたけど、そうでなければ膨大な数のBTOパソコンから慎重に選ばないといけないし、「スリープフリークスモデル」と名付けられているのは音楽制作用だとわかっていいですよね。機材について調べると必ず一番上に出てくるので、スリープフリークスさんについてはもちろん知っていました。

それに、音楽制作で十分な性能を発揮できたら他にもいろいろできますね。メモリが32GBあってグラフィックスも入っていて、30万円しないモデルがあるというのはいい時代になったなと思います。

ちなみに音楽制作でマシンパワーが必要になるのはどういう時ですか?

トラック数が多ければ重くなりますし、同時に音声ファイルを再生するとか、同時に録音する時に一番パワーを使いますね。プラグインによってはビジュアライザーが凝ってるものも多く、スペック次第でガタつくところではあるので、グラフィックスは入っていた方がいいです。

raytrekのモデルは主要なDAW・プラグイン・周辺機器などの動作検証を行っています。

それは安心材料のひとつですよね。どれだけいいインターフェースを買ったとしても、マザーボードとの相性で動きませんでした、というのは少なからず発生しうるわけですから。DTM向けパソコンらしくていいなと思います。

さらに今回のモデルはデフォルトで光るファンが搭載されていますが、IimoriさんのPCも光るパーツを搭載されていますね。

ある種、ゲーマーが好む特性としてファンを光らせるというのがあると思っていて(笑)。Instagramを見ていても、DTMやっている人で光るファンを使っている人が結構います。EDMやインターネットっぽい激しい音楽とゲーミングって親和性が高くて、コラボレーションすることも多いですしね。

自作するとよくわかることですが、ただ光らせるといっても最適なものを組み合わせるとなったらマザーボードとの関係を考えないといけないし、素人ではやってられないくらいパーツの種類が多いんです。その点最初から光るというのは安心できます。

最後に、これを読んでいる方に一言お願いします。

「安物買いの銭失い」ということは本当にあるし、特にパソコンは人生を左右する場合があるので、なるべく頑張って最初からいいものを買ったほうがいいです(笑)。僕の場合は自作できる環境にあったけど、そうじゃなかったら最初から無理をせず、おとなしく組んであるものを買うべきじゃないかと……本当に。


キャリアについて深堀したインタビュー記事はこちらより
[FNMNLインタビュー記事]

機材詳細

MC12924

モデル:raytrek スリープフリークス監修 DTMモデル Esus4

CPU:Intel Core i7-13700KF

メモリ:32GBメモリ DDR5

グラフィックス:GeForce RTX4060 8GB

ストレージ:2TB Gen4 SSD

Masayoshi Iimori

1996年生まれの音楽プロデューサー。フェスティバルミュージックを基調に様々なジャンルの音楽をクロスオーバーさせるその才能は世界中の有名プロデューサーにも認められ、世界中の数々の著名レーベルからのリリースを行っている。
デビューした2015年には自身が所属するTREKKIE TRAXがセフルプロデュースで行った全米ツアー4箇所6公演を成功させ、翌年2016年や2018年にもアメリカツアーを行い成功を収めている。
また日本ではULTRA JapanやEDC Japanといった巨大ダンス・ミュージックフェスティバルへの出演をはじめ、数々の大型フェスティバルや大型ベニューでの公演を行っている。
そしてその才能は数々のアーティストからもラブコールを受け、楽曲提供やプロデュースなどダンスミュージックの枠を越え評価されている。

Masayoshi Iimori

Masayoshi Iimoriさんに挑戦いただいた10min DTMはこちらから

10min DTM powered by raytrek