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ライブイベントでDTMに挑戦した想いとは

プロデューサー/シンガーソングライター|safmusicさん

  • #DTM

「10min DTM」に挑戦してみて、いかがでしたか?

「こういうの作ろう」ってイメージはあったんですけど、思ったより上手くいって良かったです。みんな楽しんでくれたし、それが一番かなと。

イメージしていたものと、実際にやってみての違いや発見のようなものはありましたか?

そうですね、自分の場合はこのシンセの音使いたい! っていうのはあったんですけど、みんなの目の前でキックやベースを入れた瞬間にパンって盛り上がってくれたのは、普段曲作ってる感じと似ててめっちゃ良かったです。友達とかと一緒に曲を作ることが結構多くて、「こんな感じでどう?」「めっちゃいいじゃん」みたいなノリがあるんですよね。こういう感じ作ってるんだよ、みたいな流れをみんなに共有する機会になりました。

10分間という制約の中でこだわったポイントはありますか?

自宅で一人で作るときは自分の好きな感じで作っちゃうんですけど、お客さんもいるしクラブでやるから乗りやすいのは絶対作ろうと思ってて。だから最近やろうとしてた五つ打ちのビートにしました。そこがこだわったポイントかなって感じですね。

またDTMを絡めたイベントを開催したい、という気持ちはありますか?

やりたいっすけど、もっと小規模な形で何回か開催するような感じならアリかなって思いましたね。僕、お客さんたちともっと喋りたかったなーって思ってて。もっと小さな箱だったらいろんな話ができたかもな、と。

なるほど! 公開収録中、safmusicさんは見た目とかじゃなくもっと音を聴いてほしいっておっしゃっていたかと思うのですが、それを見せられたって感覚はありましたか?

めっちゃありますね。今のシーンって、どうしてもキャラクター性が先に立っちゃうところがあるじゃないですか。それもすごい重要なところなんですけど、今日出てくれた演者のみんなも含め、作り手はみんな音にすごいこだわりを持ってやってくれてて。リバーブやディレイの音の部分なんかに1%単位でこだわってる人たちだから、音にフォーカスするイベントとしてその部分を伝えることが今回できたからそれが一番嬉しいですね。

「10min DTM」の公開収録に挑戦した後、お客さんやアーティストの皆さんを巻き込んでDTMに取り組んでいましたよね。10分で終わらせず、みんなで続きを作ろうって思ったのはなぜでしょうか。

元々「10min DTM」の前に「クラブでDTMをやってみたいな」という気持ちがあって。今回たまたま縁があってサポートしてもらえて実現できたんですけど、そういう場で演者のみんなやお客さんたちにUSBメモリを持ってきてもらって、(プロジェクトファイルを)みんなでこねくり回してくっていうのは普通のイベントだとできないことじゃないですか。僕らはアーティストだけど、みんなと変わらない。普通にこういう感じで楽しんでやってるだけだから、もっと距離が近くなればいいなと思ったし、それでみんなと音楽で仲良くなるのってピースで最高じゃん、みたいな。

実際にやってみて、いかがでしたか?

めっちゃ楽しかったです! なんか最初はみんなシャイだったけど、トラックや音をどんどん入れていくうちに「俺も俺も!」みたいな感じでみんなUSB挿しに来てくれて。普段友達とやってるノリを共有できたのは、やっぱ一番嬉しかったかな。

クラブやライブハウスのような場所で、お客さんがパソコンを囲って音楽を作るっていうのは見たことがない光景だったので刺激的に映りました。

ですよね(笑)。わけわかんないな、ヤバいな、って自分でも思いながらやってみたんですけど、みんな「笑えるな~」みたいなノリでいてくれたから、それも嬉しかったです。ずっとその感じでいたいですね、自分は。

今回お貸し出ししたPCは「Sleepfreaks」とのコラボレーションモデルなのですが、Sleepfreaksのことはご存知でしたか?

もちろんです!めちゃ見てました。結構みんなチェックしてると思いますよ。

どういうときにチェックしていたのでしょうか。

基本的にはCubaseを始めたてのころ、環境設定の解説から見ていって。ショートカットキーとか機能の細かいところを調べていったらSleepfreaksの記事が出てくるし。自分はそういう感じでかなり参考にした方だと思います。DTMスクールみたいなところに行くのもいいかもしれないですけど、自分でDAWを触りながらあそこに載ってる情報を調べてくほうが身につく気がします。なにより無料だし。入口としてめっちゃいいコンテンツだと思います。

そのSleepfreaksとコラボレーションした「Sleepfreaks監修DTM向けモデル」では、主要なDAWソフトや定番ハードウェアの動作検証を行っています。

めっちゃいいと思います。たとえば「DTMを始めたいけど、パソコン何買えばいいのかわからない」って始めたてのころぶつかる壁かなって思うんですけど、最初からDTM用として出てるものがあればきっかけにもなるし、動作検証とかもしっかりしてるならこの上ない感じじゃないかな、と!

ちなみに、普段お使いになっているPCとの違いは今回感じられましたか?

普段がノートパソコンなんで、こういうでっかいタワーのPCを使うのも初めてだったんですけど、見た目もカッコよくてテンション上がったし、あとUSBポートがたくさん付いてるのはめっちゃ便利でした。外付けのSSDとかを挿しっぱなしにして作業することが多いので、制作中助かりそうだなって。あとファンも静かだったんで、ギターとかを録るときも問題無さそうだなと思いましたね。

最後に、「10min DTM」の視聴者の方にむけてメッセージをお願いします!

やっぱ楽しむのが第一ですね。僕も最初に作り始めたときは、納得のいく音楽は作れなかったけど、自分が好きな音楽を突き詰めていった結果今がありますし。あと一番大事なのは、波形じゃなくて音を理解することかな、と。いろいろな波形がありますけど、目をつぶって音を聴いてみて、「この音で何を伝えたいのかな?」ってことを考えることがすごく大事なことなんじゃないかな、と最近思うんです。もちろん僕もいま考えてる途中ですけど、音を本気で楽しむのが一番ですよ。今回はみんなも楽しんで、一緒に乗ってる景色が見れてよかったです! みんなのおかげでめちゃくちゃ僕も楽しめました。

機材詳細

MC13959

モデル:raytrek スリープフリークス監修 DTMモデル EM7+

CPU:Core i7-14700

メモリ:32GBメモリ

グラフィックス:インテル UHD770

ストレージ:1TB Gen4 SSD

safmusic

神奈川県在住のプロデューサー、シンガーソングライター。今年、セカンドアルバム『You are not rockstar,I’m not rockstar』をリリースし、ギターを中心とする独自のオルタナティブサウンドを確立。プロデューサーとしてはwho28、Lilniinaへのビート提供を行い、現在シーンを飛び越え注目される新鋭アーティスト。

safmusic

safmusicさんに挑戦いただいた10min DTMはこちらから

10min DTM powered by raytrek